Unboundedly

統計的因果推論・疫学についてのお話

回帰モデルを用いた因果推論のための推定手法について講義資料を公開しました

日本疫学会開催のセミナーで因果推論について60分のショートレクチャーをしました。

講義資料を公開します(本記事の一番下)。

質疑も盛り上がり楽しかったです、参加してくださった方ありがとうございました。

ボストン時間3AM~だったのでなかなかキツかったですが・・・

初学者向けの内容で、以下のような話をしました。

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「第一部」では因果効果識別のための条件や、DAGについて解説していただきました。

 関連する記事はこちら。

 「第二部」では主に識別の仮定が成立したあとどのように因果効果を推定するのか、そのための方法について議論しました。

以前公開した因果推論の講義資料の後半部分について、少し詳しく話をした感じです。

関連する記事はこちら。 

傾向スコアを用いた方法と(アウトカムに対する)重回帰分析の比較は面白いのでは、と思っています。

  • 口頭での講義資料であり、読みながらの学習に最適化していないこと
  • あくまで入門用なので、数理的に厳密な議論はしていないこと
  • 疫学の用語を使用しているので、他の分野の人は混乱する可能性があること 

以上の点について留意の上、使用してください。