近々トークがあるので作成した資料を公開します(諸事情で今回は英語で作成しました)。
テーマは「Target trial emulation」というもの。
疫学界隈でじわじわ流行り出しているフレームワークで、評価したい因果効果をみるのに理想的なRCT(target trial)をイメージして、できるだけそれに近づけるように観察データ分析をデザインしていくというものです。
因果推論の話題はいわゆる交絡の問題、Randomizationに近い状態をどのように得るかが中心的な話題になりがちです。
それ以外の諸問題について系統的に考えることを強制するフレームワークとして有用で、取り入れることで研究デザインの質を簡単にあげてくれると思います。
英語でいうところのlow-hanging fruitです。
以前ブログでも簡単にまとめました。
おそらくこれからもっと広まっていく考え方だと思います。
ご参考までに!
なお、因果推論に関する他の講義資料も公開しているので合わせてみていってください。